中学校英語ライティングで先生が見ているポイント
公開日 16 June 2026
「英語の英作文、なんで点が低いんだろう」と思ったことはありませんか。書いた内容は合っていると思っても、採点結果が思うように伸びないことがあります。
その原因の一つは、「自分が書けていると思っていること」と「先生が採点で見ていること」がズレているからです。中学校の英語の先生が英作文を評価するときに実際に重視するポイントを知っておくと、同じ時間と労力でも得点が上がります。
採点の基本軸を知る
中学校の英語の英作文採点は、学校によって細かい基準は異なりますが、大きく4つの観点で評価されることがほとんどです。
①内容の適切さ:問われていることに答えているか。テーマからズレていないか。
②文の構造の正確さ:文が完結しているか。主語と動詞が揃っているか。
③文法の正確さ:時制・主語と動詞の一致・冠詞・句読点など。
④コミュニケーション:文意が採点者に正確に伝わっているか。
この4軸のうち、特に②と③が「文法の正確さ」として合算されることが多く、英作文の配点の大きな部分を占めます。
先生が最も気にするポイント
文として成立しているかどうか
採点者が最初に確認するのは、「この文は英語の文として完結しているか」です。主語と動詞が揃っているか、文が途中で切れていないか、接続詞のあとに主節があるかを見ます。
特に問題になりやすいのがこの2つ:
Fragment(不完全な文)
- 誤:Because I like sports. (主節がない)
- 正:Because I like sports, I practice every day.
Comma Splice(コンマだけで文をつないでいる)
- 誤:I was tired, I went to bed early.
- 正:I was tired, so I went to bed early.
これらは「文法の知識がない」ではなく「書いたものを確認していない」から起きることがほとんどです。書き終えた後に、一文一文が完結しているかを読み直すだけで防げます。
時制が一貫しているかどうか
英作文の中で時制が混乱すると、採点者は「この文はいつのことを書いているのか」を推測しながら読まなければなりません。その負担が評価のマイナスにつながります。
よくある混乱パターン:
- 過去のことを書き始めたのに、途中から現在形になる
- Yesterday, I go to the library and studied.(go と studied の時制が揃っていない)
対策: 英作文を書き終えたら、すべての動詞をマーカーで探し出して「過去か現在か」を一つひとつ確認します。動詞だけを追って読む「動詞チェック」は、他のことを考えずに済むため、ミスを見つけやすいです。
三単現の -s がついているかどうか
主語が he / she / it / 人名 / everyone などのとき、現在形の動詞に -s/-es をつけるルールは日本語に存在しないため、書くときに忘れやすいです。採点者はこのミスをすぐに気づきます。
- 誤:My brother play soccer every day.
- 正:My brother plays soccer every day.
英作文全体で三単現の主語が何度登場するかをカウントして、対応する動詞に -s/-es が正しくついているかを確認します。
内容がテーマに答えているかどうか
文法が正確でも、テーマに答えていなければ内容点が大きく下がります。
定期テストの英作文では「好きなスポーツについて書きなさい」「あなたの将来の夢を書きなさい」という形で問われることが多いです。書き始める前に「自分の文は問われていることに答えているか」を確認してから書き始めましょう。
書き終えた後にも、「この英作文を読んだ人は、自分が何について書いたかわかるか」という視点で読み返すと、テーマからズレていないかを確認できます。
先生に「良い英作文」と思わせるポイント
採点で上位に入る英作文には、共通した特徴があります。「完璧な英文を書く」ことよりも、次のことを意識するだけで印象が変わります。
書き出しの文で立場や意見を明確にする
英作文の最初の文は、採点者がその英作文の「方向性」を把握する文です。I think that… や In my opinion, … で意見を明確にしてから、理由や具体例を続ける形が読みやすく評価されやすいです。
短く明確な文を積み重ねる
「長い文を書けば高評価」と思いがちですが、文が長くなるほど文法ミスが増えやすくなります。中学生レベルでは「主語 + 動詞 + その他」のシンプルな文を正確に積み重ねるほうが、長い複雑な文で文法ミスを犯すよりも評価が上がります。
最後の文でまとめる
英作文の最後の文で「だから私は〇〇だと思う」と自分の立場や結論を繰り返すと、採点者が「この英作文は何が言いたいのか」を明確に受け取れます。
高校入試の英作文で意識すること
高校入試(都立・私立・公立問わず)の英作文では、中学校の定期テストより採点が厳密になります。特に注意が必要なのは次の2点です。
文法ミスの累積効果
一つの英作文の中に時制のミスが2回、三単現の抜けが1回あった場合、それぞれは軽微に見えても、採点者が「この受験者は文法が安定していない」という全体的な印象を持つことがあります。
開始の文の質
入試の英作文では、最初の1〜2文で採点者への印象が決まりやすいです。開始の文が文法的に正確で、テーマへの答えが明確であれば、その後の文でのミスへの評価がやや緩くなることがあります(逆も然り)。
提出前に確認すべきチェックリスト
英作文を提出する前に、次の順番で確認してください:
- 内容確認 — テーマへの答えが書かれているか
- 読み上げ — 声に出して読んで不自然な箇所をマーク
- 動詞チェック — 全動詞の時制と三単現の -s
- Fragment確認 — because / although などで始まる節の後に主節があるか
- 文法チェックツール — 見落としを補完
- 同音異義語 — there/their、your/you’re、its/it’s
GrammarEasy のような文法チェックアプリは、手順5として日常的に使うのに適しています。自分では気づきにくいミスをツールが指摘してくれることで、確認の網羅性が上がります。現時点のAI解説は英語・繁体字中国語・簡体字中国語での提供ですが、どこが指摘されているかを把握するだけでも役立ちます。
よくある質問
先生は英作文を全部読んでいますか?
はい。ただし、採点時間には限りがあるため、最初の数文と最後の1〜2文が特に印象に残りやすいです。書き出しの文でテーマへの答えを明示し、最後の文でまとめを入れることが重要です。
字数が多いほど高評価になりますか?
必ずしもそうではありません。多くの中学校の英作文採点では、指定字数を満たしていれば「多く書くこと」自体は加点対象になりません。それより、書いた字数の中での文法の正確さと内容の明確さが評価に直接影響します。
英語の授業で英作文の練習が少ないのですが、どうすれば実力がつきますか?
短くていいので、英語で日記や感想文を書く習慣をつけることが効果的です。1〜2文でも「書いて、確認する」のサイクルを毎回続けることで、チェックの習慣と文法の感覚が育ちます。
英作文で満点をとるにはどうすればいいですか?
満点に最も近づく方法は「ミスをなくすこと」です。「良い表現を増やす」より「基本的なミスを減らす」ほうが効率的です。時制と三単現の安定→Fragment・Comma Spliceの排除→同音異義語の確認、という順番でミスを減らしていきましょう。
英作文の採点基準は学校ごとに違いますか?
はい、細かい基準は学校によって異なります。ただし、文として成立しているか・時制が正確か・テーマに答えているか、の3点は共通して評価されます。担当の先生に「採点で特に気をつけることはありますか?」と聞いてみるのも有効です。
先生が英作文で見ているポイントは、特別な技術ではなく文法の基本です。GrammarEasy で提出前の文法チェックを習慣にして、定期テストや高校入試の英作文対策を積み重ねていきましょう。App Store から無料でダウンロード。