先生に「英語の改善が必要」と言われたら:保護者が次にすべきこと
公開日 22 June 2026
通知表の所見欄に「英語の表現力の向上が必要です」、面談で「英語の文章がまだ不安定です」——こういったフィードバックをもらったとき、多くの保護者が「何から手をつければいいのかわからない」と感じます。
先生のコメントは大切ですが、「改善が必要」という言葉だけでは、何が問題でどう対処すればいいかまではわかりません。 次のステップは、「何が問題か」を具体的に把握することです。
ステップ1:「英語の改善」の中身を特定する
「英語が弱い」にはいくつかの種類があります:
文法の正確さの問題: be動詞の省略、時制のミス、冠詞の誤用、複数形の間違い、主述の一致ミスなど。エラーの種類が明確で、チェック習慣で改善できます。
語彙の問題: 使える単語が少ない、同じ単語を繰り返す、表現が単調。長期的な積み重ねが必要で、読書量が土台になります。
構成・内容の問題: 文の流れが不自然、テーマと関係ない内容が混じる、意見の根拠がない。ライティングの練習(書いて、直して、書き直す)が必要です。
スペルミス: 単語の綴りが間違っている。繰り返し書く練習と辞書確認の習慣で改善できます。
どれに当てはまるかを知るには、実際の英作文を見るのが最も確実です。
ステップ2:直近の英作文を確認する
お子さんが最近提出した英作文(返却済みのもの)を取り出して、先生の赤入れを分類してみましょう:
- 文法エラー(動詞の形、冠詞、複数形)
- スペルミス
- 表現の書き換え提案
- 内容・構成へのコメント
赤入れの多くがどの種類に集中しているかで、対処の優先順位が決まります。
文法エラーが多い場合: 文法チェックツールを使って提出前確認を習慣にすることで、多くの場合数週間で改善が見られます。
スペルが多い場合: よく間違う単語を書き出して、週に数語ずつ練習するリストを作ると効果的です。
内容・構成への指摘が多い場合: これは文法以外の問題で、書く練習の積み重ねが必要です。先生に「書き方のどの部分をもっと練習させたいですか?」と聞いてみることをおすすめします。
ステップ3:文法チェックツールで現状を診断する
直近の英作文を文法チェックツールに貼り付けてみましょう。指摘されたエラーの数と種類が見えます。
エラーが特定の種類に集中している(例:いつも時制と be 動詞だけ)なら、そこに絞って取り組めます。エラーの種類がばらばらで多い場合は、もう少し広い対策が必要かもしれません。
この診断は5分でできます。先生のコメントを受けてすぐやっておくと、方向性が見えやすくなります。
ステップ4:先生に具体的な質問をする
次の面談か連絡のときに、次の質問をしてみましょう:
- 「英作文で特に多いエラーはどの種類ですか?」(文法?語彙?構成?)
- 「家庭でできる具体的なサポートはありますか?」
- 「何を重点的に練習させると改善しやすいですか?」
先生のコメントが「改善が必要」という一言でも、具体的に聞くと「時制のミスが特に多い」「段落の構成が整っていない」といった具体的な答えが返ってくることが多いです。
家庭でできる短期・中期サポート
短期(2〜4週間)
文法の正確さの改善: 提出前チェックを習慣にします。be動詞・時制・冠詞・複数形の4項目を毎回確認するリストを作り、英作文を書くたびに確認させましょう。文法チェックツールを補助として使います。
この習慣を2〜4週間続けることで、繰り返し出ているエラーが目に見えて減ってきます。
中期(1〜3ヶ月)
語彙の底上げ: 毎日10〜15分の英語読書が語彙の土台になります。お子さんが楽しめるジャンル(英語のマンガ、興味のある話題の記事、英語の絵本)から始めましょう。
書く量を増やす: 学校の課題以外に、短い日記(3〜5文で構いません)を英語で書く習慣も効果的です。
よくある質問
通知表のコメントがあいまいで、何が問題かよくわかりません。
通知表のコメントは字数制限のため詳しく書けない場合がほとんどです。面談の機会か、連絡帳・メールで先生に「具体的にはどの部分が課題でしょうか」と聞くと、もっと詳しい情報がもらえます。
先生に言われてから子どもが落ち込んでいます。どう接したらいいですか?
「改善が必要」というフィードバックは能力の否定ではなく、次のステップへの案内だと伝えましょう。「何が弱いかわかったから、そこを練習できる」とポジティブに枠組みを変えることが大切です。特に文法の課題は技術的なものなので、習慣で改善できることを一緒に確認してください。
塾に入れるべきですか?
まず何が課題かを特定してから判断することをおすすめします。文法の正確さが主な課題であれば、家庭でのセルフチェック習慣+文法チェックツールで対応できることが多いです。語彙・構成・読解など総合的な英語力に課題がある場合は、塾の検討が有効です。
どのくらいの期間で改善が見えますか?
文法の正確さ(be動詞・時制・冠詞)については、提出前チェック習慣を4〜6週間続けると、繰り返すエラーは目に見えて減ってきます。語彙・構成の改善はより長期的で、3〜6ヶ月単位で考えた方が現実的です。
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